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人間はどこまで声が出る?声域の知識

この記事の所要時間: 611

こんにちは!新宿、高田馬場などでボイトレを教えているボイストレーナーの酒井です。

今回は声域について詳しく書いてみます。

しばらくボイトレを続けている様な人なら当たり前の知識ばかりかもしれませんが、基本的な事をおさらいするのは大切な事です。

ブログを書く事が、私にとっても良い知識の整理になっています。

声の音域…声域とは?

Octaves

Wikipediaより引用)

声域とは、その人が出す事が出来る音の高さの幅の事で、他の楽器で言う所の“音域”です。

「一応声が出るだけ」の声域を生理的声域、「歌に使える声が出る部分」の声域を声楽的音域と呼んだりしますが、この記事で言っているのは声楽的音域の方だと考えてください。

声域は広がるのか?

トレーニングをしていない成人の声域は大体1.5オクターブ~2オクターブぐらいですが、ボイストレーニングをする事で、男性でも女性でも声域を広げる事が出来ます。

広がる音域は主に高音側であり、低音を伸ばす方が難しいです。

また、普通のポップスの曲では使う音が大体1オクターブ~1オクターブ半ぐらいまでで抑えられており、高い曲でもキーを変更をする事で歌う事が出来ます。

男女で違う声域

あらためて説明するまでもないかもしれませんが、

  • 男性の方が低い音を出す事が出来るが、高い音は苦手
  • 女性の方が高い音を出す事が出来るが、低い音は苦手

というのが基本です。

何故この差が出るのかといえば、それは声を出す声帯や喉の共鳴腔の大きさが男女では違い、男性の方が発声器官が大きい為です。

先ほど、ボイストレーニングによって広がるのは主に高音側だと書きましたが、高音を出すのならば声帯を前後に伸ばして閉鎖させていけば良いのですが、低音側では声帯を緩ませる+閉鎖という動作が必要で、こちらには限度があります。

その為、男性が練習をすれば高音の女性曲を歌う事は出来ますが(もちろん、音色をちゃんと人に聞かせられるほどのクオリティにするには才能か相当の努力が必要です)、可愛らしい声の女性が男性の低音の曲を歌うのはとても難しい事です。

これは歌だけに限らず喋り声などでも同じ事で、女性っぽい声が出せる男性は結構いますが、完全に男性っぽい声が出せる女性は殆どいません。

また、同じく発声器官の大きさの違いがある為、身長が高い人ほど声が低く、身長が低い人ほど声が高い傾向があります。

※あくまで傾向なので例外もある他、ある程度自分の好きな声に寄せて出す事が出来ます。

自分の声域をチェックしてみよう

自分が出せる音を知っておくのはとても大切な事です。

カラオケなどで自分の一番得意な声域に合わせて、歌いたい曲のキーを変えて歌う事が出来ます。

声域が簡単にチェックできるとても便利な動画があったので、貼り付けておきます。

私もやってみましたが、一応lowG~hiGぐらいまで出ました。3オクターブぐらいですね。
(音域だけ広くてもあんまり意味はないですが…)

プロのアーティストの高音

声域チェックではどこまで音を出す事が出来たでしょうか?

自分の声域を知る事が出来たら、今度はアーティスト達が使っている声域もチェックしてみましょう。

有名曲の最高音などが載っているサイトを見るか、自分で調べてみましょう。

リンク:音域.com

リンク:音域データ! @ ウィキ ~この曲の最高音はどこ?~

こういったサイトは非常に便利です。

hiA(A4)の壁

さて、男性がボイストレーニングをしていく中である程度の壁というか、基準となる音があります。

それはhiA(A4)です。

何故かというと、ボイトレをしていない男性が綺麗に出すのはかなり難しい音なのに、プロの男性アーティストの多くがこの辺りの音を最高音に設定した曲を歌っているからです。

一番有名なのは「粉雪」(レミオロメン)で、ずばり「こなあああああゆきいいいい」のオレンジ色の部分がhiAです。

昔はよくネットなどで

「粉雪が歌えればミックスボイス出来てるよ」

「マジで?俺歌えるから多分出来てるわ」

みたいな会話がよくされていました。

しかし、粉雪のhiAの部分は原曲でかなり強めに歌われている為、hiAの音が一応出ていてもただ張り上げてしまっている(地声を持ち上げてしまっている)だけの場合があり、初心者の方がミックスボイスを練習するのにはあまり向いていません。

過去記事:ミックスボイスを出したい人に真似して欲しい歌手と練習曲

また、hiAより少し上のhiCまで出ればかなりのアーティストの曲が歌える様になるので、ボイストレーニングの1つの目標にしても良いと思います。

イメージとしては

男性の高音=hiA

男性にとってかなりの高音=hiC

女性の高音=hiC

女性にとってかなりの高音=hiF

ぐらいではないでしょうか?

hiCを綺麗な音色で強く出せる男性は一般人では殆どおらず、これより更に上の音域は一部の特定のアーティストやメタル系のジャンルなどでしか使われません。

具体的な練習方法は過去の記事「貴方も出せる!ミックスボイスの出し方・練習法」を参考にしてください。

超高音のホイッスルボイス

他の声の出し方とは違い、声帯の部分ではなく喉を笛の様に使って出すホイッスルボイスというテクニックがあります。

これは地声でも裏声でもない特殊技みたいな物で、練習をすれば使える様になる人は一定数います。

ホイッスルボイスを使える人は発声が整っている人が多いのも事実ですが、正直そこまで実用的ではなく、出せても「すごい!」とはなっても「上手い!」とはあんまりならないです。

ホイッスルボイスを使う人物としてはマライア・キャリーが最も有名です。

もし出してみたい方がいたら、レッスン時にご相談ください。

なお、さっきも言った様に特殊な声なので、ミックスボイスが出来ているからといってホイッスルボイスが出せる訳ではなく。ホイッスルボイスが出せるからといってミックスボイスが出来ているという訳ではありません。

最後に…

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

声域についての基本的な知識について書かせて頂きましたが、大切な事は

  • 自分の声域を知る
  • 目標とするアーティスト(曲)の声域を知る

という事です。

目標までの距離をきちんと分かっていれば、ボイストレーニングにも良い影響が出ます。

「明確な目標は無いけどなんか上手くなりたい…」

よりは

「〇〇さんの様な声を出したい!」

という人の方が圧倒的に上手くなりやすいです。

是非自分がどんな声を出したいのか、どこまで高音を必要としているのかしっかりと認識して欲しいと思います。

それでは、また別の記事で!(/・ω・)/

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