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私がボイストレーニングを何時間も行うべきだと考える理由

この記事の所要時間: 512

こんにちは!新宿、高田馬場などでボイトレを教えているボイストレーナーの酒井です。

今回はよく質問が出る練習時間について書きます。

ボイトレを長くやっちゃいけないって本当?

ボイストレーニングの時間についてネットで検索してみると、様々な情報が出てきます。

  • 喉は繊細なので練習は1日30分までにした方が良い
  • 超回復を意識してトレーニング後1日は休んだ方が良い
  • 15分ぐらいの練習を1日に3回ぐらいやった方が良い
  • 練習は量より質なので1時間までにした方が良い

などです。

細かな違いはありますが、「長時間の練習をすると良くない(または、必要無い)」と書いてある事が多いです。

これは、声帯(喉にある声が生まれる部分)や周りの筋肉に負担をかけすぎて喉を痛めたりしない様にという事や、次の日まで疲労を持ち込まない様にという事が理由だと思います。

“喉を痛めない”というのは確かにとても大切で、ボイストレーニングの大前提だと言っていいと思います。

もし、独学でボイストレーニングをしている時や、誰かから教わっている中で頻繁に喉が痛くなるのであれば、練習方法や先生を変えた方が良いでしょう。

しかし、私は「1日の練習時間は30分で良い」とはあまり思っていません。

それどころか、本気でボイストレーニングに取り組むなら1日に“最低でも”1時間はやるべきだと思っているのです。

ちなみにルチアーノ・パヴァロッティやマイケル・ジャクソンは1日に5時間程練習していたという話があります(真偽は分かりませんが…)。

本当に短時間の練習で上手くなるか?

「1日に最低1時間!?そんなのハードルが高すぎる…」と思うでしょうか?

ですが、ピアノやギターを1から練習しようとする時に“1日に15分”や“週に1回1時間”程度の練習では、大して上達しないのは明らかです。

演奏家達は毎日長時間の練習をこなしており、「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」という本には、“1日に平均3時間45分”の練習時間がピアニストにとって演奏技術を維持するために必要な練習時間だと書かれています。

ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム
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勿論ピアノとボーカルを完全に同じ物として扱う事には問題がありますが、ピアニストが使っている指だって声帯と同じ様に炎症や故障を起こす部位ですし、特別に丈夫な訳ではありません。

また、楽器の練習には実は「演奏技術を高める」「筋肉を鍛える」という効果だけではなく、「脳から演奏時に使われる筋肉に送られる神経命令の精度や感度を高める」という効果がありますが、それは喉でも同じ事です。

例えばピアノを始めたばかりの人には「一つの指だけを動かそうとしているのに、目的の指以外も動いてしまう」という症状が起きますが、これは脳から指への神経命令の精度や感度が低い為で、歌でも同じ様に初心者の方は「歌う為に必要ではない喉の筋肉を動かしてしまっている」のです。

その為、筋肉を鍛えるという観点とはまた別に、歌う時に使われる“神経”に注目し、この神経に刺激を与える為に沢山練習した方が良いと私は考えています。

長時間練習する為には?

ここまで読んで頂いてありがとうございます。

しかし、「なるほど、沢山ボイトレをしても良いのか!うおお、声を出してやるぞおおお!!!」という方、ちょっと待ってください。喉の事故一直線です。

最初の方にも書きましたが、「喉を痛めない事」は大前提です。

つまり、

  • なるべく喉に負担をかけない事
  • 神経に刺激を与える事

を両立させる必要があります。

特に初心者の方は間違った発声になりがちなので、練習も慎重に行わなければなりません。

そこでおすすめするのは、“小声での練習”です。

練習を小声で行う事で喉を壊す事が圧倒的に減りますし、小声の練習であっても声量を増やしたり声に芯を出したりする事は可能なのです。

勿論、歌う時には声量は必要ですし、小声の練習だけで全てが完結する訳ではないのですが…。

小声で練習する時に気を付けて欲しいポイントは、

  • 小声だからといって息が漏れすぎた声(ささやき声)を使わない
  • なるべく芯や太さが出る様にしていく

という事です。

どうしても文章で伝えられる事には限界があるので、練習法が分からない方は一度体験レッスンに来て小声練習について詳しく聞いて頂けたらと思います。

最後に…

「良く分かんないけど結局何時間練習すれば良いの?」という声が聞こえてきそうな今回の記事でしたが、結論を書きます。

喉を痛めない練習という前提で

なるべく毎日

2時間以上

を推奨します。

2時間というのは発声練習に歌唱練習も加えたらはっきり言ってすぐに経つ時間だと思います。

本当は後半に書いた小声練習の仕方がちゃんと分かっているのであれば、「毎日なるべく多く」と言ってしまえるのですが、この記事だけを見て「沢山練習して喉を壊した」という初心者の方が出ても責任が取れないので、この様な書き方になります。

また、「ただの趣味程度なのにそこまで出来ません!」「仕事や学校が忙しくてやる時間がありません!」という方も勿論いると思います。

それはそれで、練習の質を高めていく方向に持っていけば効果は出ます。

しかし、どちらかというとこの記事は「どうしても上手くなりたいけど長時間の練習は良くないって見かけるな。沢山練習して大丈夫かな…」というストイックな人向けに書きました。

そのやる気や根性は、練習法を間違えなければ絶対に上達に繋がります!

是非、沢山練習して自由な声を手に入れて欲しいと願っています。

それでは、また別の記事で!(/・ω・)/

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