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ミックスボイス習得に必要な声区融合、声区の移動の知識

この記事の所要時間: 444

こんにちは、ボイストレーナーの酒井です!

今回はミックスボイスを習得する上で大切な声区の考え方について詳しく書かせて頂きます。

過去記事:なるべくシンプルに!ボイトレ用語集も読んで頂けると分かりやすいと思います。

声区と喚声点

声区とは“声の出し方の分け方”です。

…これだけだと何の事か全然わかりませんね。

例えば声を「地声」という声区、「裏声」という声区の2つに分けたとすると、これを二声区と言います。

二声区

非常に分かりやすいですね。

そしてこの「地声」と「裏声」の境目、声質が明らかに変わってしまう部分を「喚声点」(かんせいてん、またはブリッジ)と呼びます。

例えばあなたが地声でドーレーミーファーソーラー…と上に上がっていき、声が裏返ってしまうポイントがあったら、そこが喚声点で、そこから上は裏声という事になります。

(もしボイストレーニング未経験者なのに喚声点が無かったら凄い事です…)。

この喚声点を無くし、地声と裏声を滑らかに繋げていこうというのが基本的なミックスボイスのトレーニングの考え方な訳です。

ミックスボイスの出し方、練習法については過去の記事をどうぞ。

過去記事:貴方も出せる!ミックスボイスの出し方・練習法

色々ある声区の考え方

ここまで読んで頂いた方は

「なるほどー、声区という物があるのかー勉強になったぞ」

と思って頂いたでしょうか。

しかし、今回の記事はこれで終わりという訳にはいきません。

なぜならこの「声区」には幾つもの分け方が、ボイトレメソッドの流派や先生毎に存在するからです。

幾つか紹介します。

一声区

一声区

もし声区が最終的に融合するのであれば特に分ける必要は無いんじゃない?という男前な考え方。

これはこれで有りだと思いますが、初心者の方が練習をする上でこう考えていても、中々声区が融合し、1声区派の人が言っている様な声にはたどり着けないでしょう。

二声区

二声区

この図は先ほども示しました。

しかし、声が「地声」と「裏声」だけだと考えると、どうしても歌える曲の幅が限られます。

低音は地声で、高音は裏声でしか出せないと考えてしまうと、地声を頑張って上の方まで持ち上げてしまって(張り上げてしまって)、潰れた音色になってしまったり、喉を壊してしまったりするからです。

特に最近のアーティストの楽曲は最高音がとても高いので、この考え方では無理が出てきます。

ミックスボイス的には、「過去記事:貴方も出せる!ミックスボイスの出し方・練習法」の中で書いた所のレベル1~2に相当します。

三声区

三声区2

地声と裏声の間にもう一つ声区があり、地声と裏声の橋渡し的な役割をする声区(ミドルボイス、ミックスボイス)が存在するという考え方です。

現在、ミックスボイスのトレーニングをする上では一般的な考え方であり、私も大体この考え方でレッスンをしています。

また、この様にはっきり分かれている(段階を変えていく)というよりは、地声と裏声のミックスを大きなグラデーションの様に考える人もいますが、上と同じく三声区に分けていいでしょう。

三声区3

過去記事:貴方も出せる!ミックスボイスの出し方・練習法より引用

とにかく地声と裏声の間を埋めていくのが基本的な考え方です。

逆に言えば声が一本化さえしていれば。「今自分はどの声区の声を出しているんだろう…?」などと特に難しく考える必要もないです。

その他の声区論

ここまで、二声区や三声区について紹介してきました。

この他に、低音にエッジボイス(ボーカルフライ)、高音にホイッスルボイスを加えて、四声区や五声区という人もいますが、これも特に間違いではありません。

…なのですが、声区が10個も15個もあるという考え方や、教え方をする人もいます。

それははっきり言って受講生に難しい事を言って分かりにくくさせようとしている、メソッドを凄く見せようとしているだけな気がするので、気をつけた方が良いでしょう。

また、私がチェストボイスやヘッドボイス、ファルセットという用語を使わない事に気づいた人もいるかもしれませんが、その事については別の記事で詳しく書く予定です。

男性と女声の大体の声区

男性

地声=E4、F4(mid2E、mid2F)ぐらいまで。

ミックス=E4(mid2E)~B4(hiB)ぐらいまで。

裏声=B4(hiB)以上~。

女性

地声=A4(hiA)ぐらいまで。

ミックス=A4(hiA)~E5(hiE)ぐらいまで。

裏声=E5(hiE)以上~。

という感じです。

あくまでも目安であり、個人差もあったりするので、参考程度でお願いします。

また、男性はhiBから裏声~と書いていますが、裏声を鍛えて地声とミックスさせる練習をさせていく事で、この部分には特に喚声点を感じずに上に上がっていける事もよくあります。

最後に…

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

ミックスボイスを練習し、習得するには

  1. 声区をちゃんと移動する事
  2. 裏声側の声帯の閉鎖も鍛えて芯を出していく事
  3. 常に喉の力みを取り、リラックスを意識する事

などが重要なので、声区の意識は最初はとても大切なのです。

勿論慣れてくれば特に意識せずに声区の移動が出来たり、地声っぽい音で上の方まで突き進んだりする事もできます。

それでは、また別の記事で!(/・ω・)/

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