サイト内おすすめ記事
  1. 貴方も出せる!ミックスボイスの出し方・練習法
  2. 練習にも必須!ビブラートについて
  3. 実践!ビブラートのかけ方、練習法
  4. ミックスボイスを出したい人に真似して欲しい歌手と練習曲(ポップス・R&B編)
  5. ミックスボイスを出したい人に真似して欲しいアーティストと練習曲(ロック編)
  6. なるべくシンプルに!ボイトレ用語集

ピッチ・音程の重要性。ピッチを安定させる、良くするには…

この記事の所要時間: 68

こんにちは!新宿、高田馬場などでボイトレを教えているボイストレーナーの酒井です。

今回は歌が上手く聞こえる為に最も重要な要素“ピッチ”について詳しく書いていきます。

ピッチとは

paul-david-hewson-434928_640

ピッチとは「音の高さ」の事で、歌、というか音楽の中で最も重要な要素と言っても過言ではありません。

(リズムが最も重要だという人もいるかもしれませんが…どちらにしても「ピッチ」と「リズム」は歌にとってかなりの要素を占めます。)

人間はキーボードやチューニングされた楽器とは違って簡単に正確な音が出る訳ではなく、自分が出そうとしている音をイメージし、喉の筋肉や声帯を操って音の高低を表現しなければいけません。

ピッチと音痴

歌があまり上手ではない人の事を“音痴”と言ったりしますが、これは大体「ピッチが悪い人」と一緒の意味です。

少なくともピッチさえ合っていれば、「下手」とはあまり言われません。
ただ、カラオケで100点を出せるのに人間の耳で聞くとそんなに良くは聞こえない人もいるので、歌には色んな要素が必要です。

「CDでは上手いんだけどライブだとあんまり上手く感じないなあ…」というアーティストがいた場合、大きな違いはピッチの正確性です。

最近ではあまり歌えないアイドル歌手や、素人の人だとしても、ピッチ補正をかける事で上手く聞かせる事が出来ます。

なお、音楽をやっていない人は“ピッチ”よりも“音程”という言葉の方が馴染みがあると思います。

この音程とは正確には「ある音と別の音の間隔(どれぐらい高さの差があるか)」という意味なのですが、ピッチと同じ意味で使っている人も多いので、まあどっちでも良いと思います。

ピッチのフラットとシャープ

本来の音よりもピッチが下がって歌ってしまっている状態を「ピッチがフラットしている」、逆に本来の音よりもピッチが上がって歌ってしまっている状態を「ピッチがシャープしている」と言います。

歌のピッチが大きくフラットしたり、シャープしたりしていると、例え音楽に詳しくない人でも「なんか聞いてて心地よくないな…」と感じます。

音感が良くてピッチに敏感な人なら、少し外れただけで「この人はピッチが悪いな」という感想を第一に持ってしまいます。

ピッチが“良すぎる?”

私が指導をしている時にピッチが悪い事を指摘すると、たまに「その方が人間味があって良いんじゃないですか?」「ピッチが良すぎるとつまらないでしょう?」みたいな言葉が返ってきて、「おおっ…」となります。

うーん、それはどうでしょうか。

確かにピッチ補正ソフトなどであまりにもきっちりとピッチを合わせると逆に不自然に聞こえる事もあります。ただ「ピッチを良くした方が良い」というのは、何も「一本調子で歌って欲しい」と言っている訳ではありません。

例えば美空ひばりさん、玉置浩二さん、夏川りみさん、misiaさん、久保田利伸さんなどは抜群にピッチが良い歌手なのですが、「歌がつまらない」「表現力が無い」とは思わないですよね?

歌への装飾・味付けはピッチが良い事が前提であり、ピッチが悪いのにおもいっきりフェイクしたり、アレンジしたりしても、聞いている側は「???」となってしまいます。

ピッチが悪くなってしまう原因と対処法

ピッチが悪くなってしまう原因は幾つかあります。

  • そもそも曲やメロディをちゃんと覚えていない

→対処法:何度も聞いて覚える

  • 音感があまり良くない

→対処法:鍵盤楽器などに合わせて「ドーレーミー」などと声を合わせて練習する

  • リズムなどに集中してしまい、ピッチが疎かになる

→対処法:何度も歌って慣れる

  • ピッチをコントロールする筋肉や神経が発達していない

→対処法:半音の移動や離れた音の跳躍の練習を繰り返す

  • 声区の切り替えが出来ておらず、地声を持ち上げると高音でフラットする

→対処法:ミックスボイスを習得する、精度を上げる

などです。

どれか一つだけではなく複数の原因がある場合が多いので、一つ一つチェックし、対処していきましょう。

また、上がっていくフレーズの時にはフラットし、下がっていくフレーズの時にはシャープする傾向の人が多いので、自分の癖を認識し、「正しいと思う音よりも少しだけ上の音 or 下の音を狙う」という事でもピッチの正確性を増す事が出来ます。

自分のピッチの良さ・悪さの確認法

自分のピッチが良いのか、悪いのかが分からないという人もいると思います。

確認する方法は幾つかあります。

  • 自分の歌を録音して聞いてみる(音感がある人向け)
  • 録音した歌をピッチ補正ソフト(メロダインなど)に読み込ませる
  • カラオケで採点ゲームをやって、音程のスコアを確認する
  • 音感が良い人の前で歌って聞かせてみる
  • チューナーを使う

などです。

初心者の方は録音して聞いてみてもピッチがズレているのかいないのか分からないと思うので、誰かに聞いてもらった方が良いでしょう。

ボーカリスト専用チューナー「VT-12」(Roland)

vt-12

チューナーは普通の楽器用の物でも良いのですが、ボーカル専用の「VT-12」というチューナーがあります。

リンク:VT-12 公式サイト

こちらは

  • 自分の出している音がどの音なのか確かめる事が出来る
  • フラットやシャープをせずに正確に歌えているかを確かめる事が出来る

という基本機能に加え、

  • メトロノーム機能でリズム感を鍛える事が出来る
  • バークリー音楽大学の教則本に載っている練習曲が搭載されてる

などなど、独学でボイストレーニングをする人に必要な機能が沢山詰め込まれている凄い商品なのです。

価格は1万5000円以上するのでお安いとは言えませんが、本気で歌の練習に取り組むのなら持っていて損はありません。

ちなみに私も持っていて、たまにこれを使って練習しています。

もし生徒さんの中で試してみたい方がいたら、事前に言ってくれれば持っていきます。

Roland Vocal Trainer ブラック VT-12-BK
Roland(ローランド)
売り上げランキング: 3,167

最後に…

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

今回はボーカリストにとって、とても大切なピッチについて、細かく書かせて頂きました。

私自身、日々練習していますが“全く外さないほどピッチが良い”とはとても言えません。

ですが、昔よりはピッチの正確性は確実に向上しました(昔は本当に酷かった…)。

「自分は音痴で練習しても無駄なんだろうな」と嘆いている人も、殆どの場合はボイトレである程度はなんとかする事が出来ます。

是非・是非、体験レッスンにも来てみてくださいね~。

それでは、また別の記事で!(/・ω・)/

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告